九族既睦平章百姓 百姓昭明協和萬邦
きゅうぞく すで むつ ひゅくせい へいしょう
九 族 既に睦まじくして,百 姓を平章す。
ひゃくせい しょうみょう ばんこく きょうわ
百 姓 昭
明にして萬 邦 協 和す。
これは書経に出ている言葉の一部です。「家族みんなが和気あいあいとして,仲よく力を合わして暮らすと,そういう人たちが寄り集まることによって,すべての家々(百姓)が平和で明るく栄えていく。その和気は,隣近所,字より郷,町,郡,県と人々をことごとく和合し,果ては国中の民が和を愛し,天下はよく治まる。更にその和気は広く万国に及ぼし,国々の和合協力することまちがいなし。」
との意味で,昭和の年号の起源と同じ出所で,高く潔い理想のことばです。
書経とは中国4000年の歴史の中で最古の経典で,孔子が100編に編纂したものをまとめて書経と言います。書経には四書,四要,六体等がありますが,その四書の堯典の平和共存を讃える序文に出ている言葉が平章小学校の校名の起源です。
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