岩野 市兵衛 】   いわの いちべい   1901〜1976


明治34(1901)福井県今立町大滝生まれ。幼名は栄一。家業の越前奉書の紙漉を継承し、のち八代市兵衛を襲名する。

明治末期の越前奉書の販路が、祝儀用紙などと狭まった際、木版画用紙の用途を開拓する。国内のみならず、次第に世界的にも広く評価され、ピカソらも愛用。

昭和44年に重要無形文化財「越前奉書」の漉立技法保持者に認定。

全国手漉和紙連合会の積極的な指導者として、和紙界の向上にも大きく貢献する。

昭和51(1976)歿、75歳。