【 水上 勉 】   みずかみ つとむ   1919〜2004


大正8(1919)福井県大飯郡本郷村(現大飯町)岡田生まれ。11歳のとき京都に出て、瑞春院にて修業に励む。

昭和13年満州に渡るが翌年病気で帰国、若狭の生家で療養し、文学書を耽読する。

昭和15年上京、様々な職業に就きながら文学を志し宇野浩二に師事、社会派推理作家として文壇で活躍する。

直木賞、菊池寛賞、吉川英治賞、谷崎潤一郎賞、川端康成賞などを受賞し、昭和の文壇史上輝く業績を残す。


宿命的な弱者の側に立つ目と、美学と宗教観とによって、独自の抒情的作風を確立する。

さらに故郷に建てた『若州一滴文庫』を拠点として、人形劇を中心とした文化芸術活動を展開。

昭和61年日本芸術院賞恩賜賞を受賞。
昭和63年日本芸術院会員となる。

主な小説には『フライパンの歌』『霧と影』『雁の寺』『飢餓海峡』『五番町夕霧楼』『越前竹人形』『一休』『地の乳房』『良寛』などがある。

平成16(2004)98日長野県東御市で歿、85歳。